What a beautiful memory~forever you~
あれから4年・・・・・
今日は、ZARDのラストライブ
「What a beautiful memory~forever you~」
台風が近づく、嵐の大阪国際会議場で開催された。
ZARDに関わるスタッフが、
20周年までは、坂井さんの歌声を届けたいという思いから、
亡くなった後も続けてきたライブも今日が最後。
何としても行きたい!という思いが叶い、
チケット抽選に当選し、今日を迎えることができた。
17時過ぎに会場入りして、いくつかのグッズを購入し、
開演を待つ時間を楽しむ。
と、同時に、この時間も最後か・・という思いが頭をよぎり、
何とも言えない気持ちにもなる。
18時開演。
言葉を詞を大事にしてきた、
という坂井さんの言葉と共にライブが始まり、
数々の、坂井さんに縁のあるゲストが出演しつつ、
3時間弱の時間が流れた。
途中、デビュー前にオーディションで歌った、
「六本木心中」が流れ、坂井さんの新たな一面を垣間見た気がして、
改めて亡くなったことを残念に思う。
40歳で亡くなった、坂井泉水さん。
後、数年で自分も同じ年になるのだが、
この年齢で世を去るというのは、あまりにも早い。
「貴女の40年は、幸せでしたか?」
こんなことを思うのは、
自分が今の自分に幸せを感じていない、
と無意識に思っているからかもしれないが、
そう、問うてみたい。
長く生きたから幸せで、短い人生だったから不幸せ、
というのは、一つの真理ではあると思うが、
全てではないとも思う。
普通に生きた長寿と、
何かを成した短命。
どちらが幸せなのかは、本人にしか分からないし、
正しい答えなど無い、くだらない質問なのかもしれない。
売れなくなって、CDを出さなくなっても、
生きていてほしかった、と思うのはファンの我儘であろうか?
アンコールも終わり、最後の時。
ライブで毎回流れた言葉が流れない。
ライブの最後で坂井さんが言った言葉、
「また、あいましょう!」
追悼ライブでも必ずこの言葉が最後を締めたのだが、
今回は、それがない。
あぁ・・・ホントに最後なんだな。
ファンクラブも縮小気味になったし、
少しづつ終わりの時が近づいているのかもしれない。
しかし、それは些末なこと。
ファンクラブもライブも、ファンにとって楽しみなイベントだが、
本当に大切なのは「忘れないこと」「聞き続けること」
坂井さんの歌声はCDから、姿はDVDから、いつでも呼び出すことが出来ます。
そして、思い出は記憶や心から。
直接話したりしたことは、もちろんありませんが、
この20年間、間違いなく私の心の一角を占め続けた存在です。
坂井泉水さん、
貴女の歌を、負けないでを、
家族を亡くした被災地の女の子が、トランペットで、
悲しみに耐えて、海に向けて演奏していました。
貴女がこの世界を去っても、貴女の歌は、想いは、
伝わり、残り、誰かを支えています。